”おいかぜの居心地の良さの証は13年間働いている・働けていることそのもの” vol.2(前編) バックオフィス福本さん

2021.04.05.柴田


忙しいことを理由にして、このnoteの記事を2回、つまり2週間も飛ばしました。

別に誰に謝る必要もないことなのですが、自分に対しての約束を破ることへの罪悪感というのは大きいもので、こうやってまたこの記事を書いていることに、いや、書けていることに喜びを感じています。

この年度末は本当に本当に本当に忙しく、この世の磁場が歪んでいるのではないかと思うくらいの忙しさでした。

「あの契約はどうなっている!」、「急ぎで請求書が必要なんです!」、「リモートワークで対応します!」みたいな様々な声やオーダーを次々と、そして淡々と捌いてくれた、激務の年度末を支えてくれたバックオフィス担当、それは今回の取材の対象である福本さんその人です。

福本さんは入社13年目。
ボクとの付き合いも13年です。
今回取材をして、こんなに長い付き合いってことに改めてびっくりしたわけですが、入社してくれた当初はプラットフォームソリューション事業部のエンジニアでした。
現場での信頼は厚く、創業から10年近くボクが自分でやっていたバックオフィス業務を「この人になら任せることができる」と思ってエンジニアからコンバートしてもらったのが8年前。
ボクと峯くん(プラットフォームソリューション事業部長:社歴16年くらい)以外で、おいかぜの変化を一番よく知ってくれている。
バックオフィス担当ということを鑑みると、誰よりもおいかぜの変化を知ってくれている人かもしれません。
もしかしたらボクよりも知ってくれていることだってあり得る。

バックオフィスは会社の要です。
うちの場合だとフロントで活躍してくれている人、例えば営業・ディレクター・デザイナー・エンジニアに光が当たることが多いのですが、バックオフィスの下支えが無ければ、みんなの活躍はない。
そんなバックオフィス業務、会社をよりよくしていこうとする想いや取り組みにも光を当てたいと思ったことが”はたらくデザイン事業部”をつくったきっかけでもあったわけで、”はたらくデザイン事業部”のコアにはボクから福本さんへ引き継いだ業務そのものもあったりする。
そんなバックオフィスで、淡々とそして優しく、みんなを見守りながら日々打ち返しを続けてくれている福本さん。

小さな会社ですから、経営者とバックオフィス担当の距離は当然近くって、ボクと福本さんは普段からよく話します。
いつもボクが話しながら思考して、思考しながら話すこと、そんなよくわからない無限ループな様を静かに聞いてくれている、時折スッと意見や感情を差し込んでくれる、そんな普段の会話のような取材になりました。


会社が変化し続けるから飽き性の自分でも続けられるバックオフィスのしごと

柴田:
なんかもう長い付き合いになりましたね。

福本さん:
長いですねぇ。何年だろうって取材していただく前に考えてました。

柴田:
何年なんですかね?

福本さん:
13年。たぶん次の3月が終わって13年が終わるのかな。2008年入社なんですよ。

柴田:
おーすごい!13年かぁ。

福本さん:
はい。

柴田:
あ、そっか。うちの長男がめっちゃ小さいときに入ってくれた感じですかね。

福本さん:
そうですね。うん。そうですね。

柴田:
いろいろ懐かしいな。
けっこう長くいてもらってるのでおいかぜがどうかわってきたかって、この13年いろんな角度からずーっと見てきてると思うんですけど、たぶん福本さんが入ってくれたタイミングって人を増やしたタイミングなんじゃないかな。

福本さん:
あ、そうですね。

柴田:
峯くん以外で入ってくれた最初のスタッフたちってタイミングだと思うんですね、なんかその長い歴史を見てて、どうですか?おいかぜ変わってきたなぁとか思います?

福本さん:
めっちゃ変わったと思います。たぶん初期の方と今いらっしゃる方ってメンバー構成も雰囲気も違いますもんね。

柴田:
ぜんぜん違いますよねタイプとかね。どう感じます?

福本さん:
やっぱり若い人が入ってきたので空気は変わったなぁとは思う、フレッシュになったなぁとは思います。

柴田:
その空気が変わったタイミングっていつなんでしょうね?
ボクは8年前くらい、仙頭さん・中川くん・弥永くん・彦坂さんあたりの入社の頃が潮目というか、けっこうポイントだったって思っています。

福本さん:
あーわたしもそう思います。そうですね。

柴田:
そのちょっと前に初めての新卒採用もしてるんですよね。ボクはそこも潮目のような気がしています。

福本さん:
それもありますね。

柴田:
その時期のプラットフォームソリューション事業部の採用がうまくいったのは大きかった。
やっぱり採用は大事ですね。

福本さん:
採用は大事ですね。うん。そう思います。

柴田:
ここ数年で入ってくれている人は特に若い、若いっていうのもあるけど、すごくポジティブな人が多いかもしれないです。

福本さん:
あーそうですね。たぶんそのー、おいかぜの見え方が変わっている気がするんですよね、私が入ったときとはぜんぜん違うと思います。

柴田:
どういうふうに変わりました?

福本さん:
なんていうんですかね、うちのウェブサイトやいろんな媒体に”どういう人たちが働いる”とか”どういう環境で働いている”ってのがわかった状態で”あ、ここで働きたい”って来ている、オープンな雰囲気というか、明確に

柴田:
なるほどね。福本さんが来たときはサイトありましたっけ?

福本さん:
え!わかんないです。私サイトとか見ずに来てます。笑

柴田:
そうだったんですね。笑

福本さん:
サイト見て行ってないってのもあるのですが、知り合いのご紹介で伺ったので、面接って思って行ってなかったです、あの日はどちらかというと面談というか…

柴田:
普通にお話に行った、そしたら面接やったみたいな?そんな感じでしたっけ?ボクぜんぜん覚えてない。笑

福本さん:
はい。笑
私はそんなスタンスで行ってました。どんな感じのお仕事かお話を聞きに行くみたいな。

柴田:
そんな感じで行ったら「いつから働けますか?」みたいな話になったみたいな?

福本さん:
あ。そうです。ぜひって言っていただいたので、父親に相談しました。笑
あはは。笑

柴田:
大丈夫か?みたいな反応だったんですかね?笑

福本さん:
父親からせっかくもらった縁やから行ったらええんやないって言ってもらって。

柴田:
それがまさかの13年!

福本さん:
はい。そうですね。
私は前職と前々職が3年くらい働いて辞めたんですよ。
だからおいかぜの勤務が3年を越えたときに感慨深かったですね。笑

柴田:
あははは。笑
だいぶ前ですけどね。笑

柴田、福本さん:
あはははは。笑

柴田:
でバックオフィスを7年くらい?8年くらい?

福本さん:
あ、そうですね8年ですね。

柴田:
8年ですか。

なんかその13年ってご自身の年齢の変化、キャリアの変化、仕事内容の変化がいろいろ一緒になって続いてきた感じだと思うんですけど、振り返ってどうですか?

福本さん:
そういう変化があったからこそ13年働き続けているのかなと思います。

柴田:
なるほどなるほど!

福本さん:
自分の性格的に。

柴田:
うんうんうん。

福本さん:
けっこう飽き性なんですよ。笑

柴田:
お!ということはバックオフィスの業務が長くなってきましたね。危ないんじゃないですか。笑

福本さん:
でもバックオフィス業務は、なんて言うんですかね、日々のルーティーン作業はもちろんあるんですけど、どんどん新しいことがいろいろ入ってくるところもあるんです。

柴田:
じゃあけっこう自分でも向いているとは思っている?あ、ごめんなさい。
向いてるってけっこう自分で判断することって難しいことですよね。

福本さん:
はい。

柴田:
えとー、心地いいというか、気に入っているみたいな感じなんですか?

福本さん:
そうですね。満足できてないんですよね自分に。

柴田:
はいはいはい。業務のやり方とか進め方とか?

福本さん:
はい!やり切ったと思っちゃうと、ちょっと飽きの方へ行っちゃうかもしれないです。
平坦な気持ちになっちゃう。
まだ納得できるとか満足できるところに辿り着いていないんです。

柴田:
ずっと辿り着かない可能性はありますよね。笑

福本さん:
はい、はい。

柴田:
会社が変化し続けるから。笑

福本さん:
はい、そうですね。
辿り着けてないかなって思ってます。

柴田:
逆にその変化することがフラストレーションになってなければいいなって心配していたところがあって、要は常に新しいことが降ってきて大変みたいになってるのかもなぁってちょっと思ったんですけど、むしろそっちの方がいい、居心地がいいみたいな感じなんですか?

福本さん:
毎日同じ作業をずっと続ける仕事は私は向いてないです。

柴田:
あーなるほど。意外でした。

福本さん:
と思います。

柴田:
福本さんって割とその、ボクの中ですごいなって思ってることの一つとして、打ち返しの速さ、そして丁寧に伴走することもすごく上手だと思うんですけど。

福本さん:
打ち返しを早くしているのは、もう自分の性格で一つわかっていることがあって、後回しにするとやらないんです。

柴田:
なるほど!それボクも一緒ですけどね。笑

柴田、福本さん:
あはははは。笑

福本さん:
だから後回しにしないように、すぐに打ち返せることはすぐ返そうっていうスタンスでいってます。
それだけですね。

柴田:
うんうん。なるほどね。

さっきの話で言うと、バックオフィスまあ8年やって、まあまだまだやることあるぞって感じ、

福本さん:
まあそうですね。
やり切ってるとは思えていないです。

柴田:
福本さんには、これいつも言ってますけど、なるべく長く働いてもらいたいって思ってて、労働環境や労働条件はもっと良くしていきたいって思っているし、福本さんなりにおいかぜこうあったらいいなとか、こうしていきたいなとか、バックオフィスをこんな感じにできたらいいなみたいなのってあったりしますか?

福本さん:
そうですね、もっと発信したほうがいいかなって思ってます、バックオフィスからスタッフへの発信が足りないなって思ってます。
特に自分は昔は業務委託の拠点で働いていたことがあるので、直行直帰で拠点で働いてくれている人たちが、寂しいなって思わないようには発信したいなっては思っていて。

柴田:
それはバックオフィスとしてって感じですかね?

福本さん:
はい。そうですね。バックオフィスとしてですね。


おいかぜの居心地の良さの証は13年間働いている・働けていることそのもの

柴田:
福本さんが入社してから数年間って10人以下の会社でしたよね?

福本さん:
はい。そうですね。

柴田:
10人以下の会社が、いま40人近くいて、そこの変化って結構おもしろいのかもなって、ボクは自分で大きくしているから、あんまり意識はしていないんですけど、福本さんから見ると、人数が増えて変わったなって感じることってあります?

福本さん:
家族からクラスになったなって感じです。規模的に。

柴田:
あぁ。まさに今その人数っすね。
まあどっちが良かったとか、どっちが好きとか、まあそんなん無いのかもしんないんですけど。

福本さん:
好き嫌いとかではないですけど、やっぱり物理的な距離もあったりで、一定数の人とコミュニケーションを取ることが難しくなったなとは思います。

柴田:
そうですね。以前は全員に話せる状況が生まれやすかったというか。

今のおいかぜって働きやすいですか?働きにくいですが?好きですか?嫌いですか?ボクの前だから嫌いとは言いにくいかもしれませんが。笑

福本さん:
もちろん嫌いではないです。笑

柴田:
はい。笑

福本さん:
働きやすいと思ってます。
でもそうですね、自分のポジションの難しさは感じています。

柴田:
なるほど。それはどういう意味でですか?

福本さん:
私って一社員なんですけど、みなさんの勤怠とか給与とかそういうところを見ているっていう。

柴田:
それはそうですよね。

福本さん:
はい。という部分で、あのーわたしはあくまで一社員のスタンスで行きたいっていう気持ちがありつつ、たぶんみんなからはそう見えていないかもしれないなぁっていう難しさですね。

柴田:
あーなるほど。
バックオフィスならではのジレンマですね。

福本さん:
はいはい、そうですね。

柴田:
まあそれはおいかぜっていうより、バックオフィスのっていう感じですよね?

福本さん:
そうですね。
今までバックオフィスをしたことがないのでそういうあれなんですかね?他のバックオフィスのみなさんそんな感じなのかな、どうなのかなーって思って。

柴田:
ボクがバックオフィス業務を福本さんにお願いした理由っていうのはただ一つ、信頼できるからですよ。
もちろん十分なスキルセットを持ってくれているってのはあるんですけど、やっぱり一番に信頼できるってところを軸にお願いしました。
言ってしまうと福本さん以外に選択肢は無かったんですね、まあ今も福本さん以外に適任はいないんですけど。
そのジレンマについて、福本さんやったら大丈夫とか、福本さんなら引き受けられそうとか思ったわけではないんですけど、そこはある程度ボクも理解をしているつもりで、会社のお金のことも見てもらっていて、いろいろ思うところはあるやろうなと思っているので、ボクとしては福本さんになるべく包み隠さず話すようにはしてるつもりです。

福本さん:
はい。

柴田:
会社と社員というか、ボクとみんなというか、どこまでいっても不公平やと思うんですよ。
経営者とスタッフの間って、その、いろんな見方があるとは思うんですよ、経営者にはリスクがあるからとか、そういう理由で差がついているとかもあると思うんですけど、みんながみんな俯瞰して見れるわけじゃないので、不公平感はどこまでいっても拭えないとは思うんですけど、そこをもうちょっとフラットにというか、
まあ少なくともバックオフィスの間で、つまりはボクと福本さんとの間で、ボクがややこしいことをやりだしたら不信感にしかならないので包み隠さず話をしていくことで、トータルでフェアになるような、そういう状況をつくりたいなとは思ってます。

そういう意味で福本さんにいろいろ負担はかけている部分はあるし、理解できないというか、理解したふりをしてくれていることもあるだろうなというのは感じているんで、そこをきちんとコミュニケーションしたい。
でも今ボクがチャレンジしている会社を社会資本的に扱うとかそういうことって、おいかぜに関わる人たちに会社をフラットにしていくという取り組みなので、結果として福本さんが感じているそのジレンマみたいなことを、理想論かもしれないけれど軽減できるんじゃないかと思っています。
つまりスタッフのみんなが会社を自分ごとで捉えることができるようになれば、バックオフィスを経営の一部に見たりだとか、遠い存在には見ないような気がしています

バックオフィスとしての働きやすさみたいなところと、おいかぜとしての働きやすさみたいなところは、別れている気がするけれど、あまり良くない気がしています。

福本さん:
うん、そうですね。

柴田:
居心地はいい?みたいな感じですか?

福本さん:
居心地は、なんて言うんですかね、人間関係はとても良いと思っています。13年間も居続けていられるというのが今なので。

柴田:
そこが一つの答えなのかなぁみたいな、感じですかね?

福本さん:
そうですね。

(後編につづきます。アップ予定は2021/04/12です。)


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