”働く場所の遍在化による、働く時間の細分化の視点の移動について”のおはなし

2021.02.24.柴田


先週の金曜日にとあるイベントに登壇しました。

立場的に人前で話すことはよくあるんだけれど、イベント登壇ってあんまりなくって、ましてやオンラインイベントだったりして、慣れないことも多かったけれど、いろいろ新鮮で刺激的で楽しい時間でした。
場所はウエダ本社さんのTRAFFFIC
すごく素敵な空間で、普段であればイベント参加者も交えて賑やかになっているんだろうなと想像してみたり。
みんなでワイワイしながらイベントができる、そんな日が早く来たらいいですよね。


当日は”オンラインメディアを活用し,顧客にメッセージを届ける情報発信とは? ~買い手,担い手から選ばれるオンライン発信力~”というテーマで合同会社QUMの鎌田さんとfascinateの但馬さん、そしてRELEASE;の桜井さんと風間さんも交えていろいろとお話しをさせていただきました。
”時代に合わせて事業をどのように変容させるのか?”についてというキーワードも交えながらボクたちだけではなく、参加者にみなさんと一緒に探求する、そんなオンラインイベントでした。

鎌田さんはソーシャルメディアを使う・運用するという目線で、但馬さんはブランディング・プロモーションという目線で、ボクはプロダクション・モノづくりという目線で、それぞれのことを話していたのですが3人とも同じ”自分たちの理念とか信念を丁寧に伝え続けること”というところに辿り着いた時間が当日のハイライト。
どのレイヤーにいても情報発信の本質はそこにしかないんだろうなと感じたわけです。

ボクだけの話で言うと”はたらくデザイン事業部”の事例を使って、技術とデザインを出自とするでボクたちが”なぜ企業の理念を整理することや組織改革のお手伝いをするのか?”ということが伝えられたんじゃないかって思っています。

ウェブサイトをつくったり・会社パンフレットをつくったり、会社のことや取り組みを誰かに伝えようと思ったとき、”ハコをつくっただけでは終わらない”という想い、つまりは運用がとても大事ということを起点として、そしてその運用には”自分たちの理念とか信念”が根元にないとおいかぜのプロダクション事業部のお手伝いって意味がない、やっぱり”はたらくをデザインする”って考え方はめちゃくちゃ大事だなって思ってるってところがボクの現在地です。

“oikazeごはん“というイベントを起点とした”ハコをつくっただけでは終わらせない”という信念のおはなし


ただ、ここまでは割とボクがこのnoteの記事を書き始めるまでに辿り着いていたことではあったりして、最近はもう一つ新しい軸というか視点がプラスアルファされています。

”「働く場所の遍在化による、働く時間の細分化」についての思考”です。

「働く場所の遍在化による、働く時間の細分化」についての思考。

ボクはここでは”働く”ことに限って書いていますが、あらゆる生活の場面で置き換えることが可能だと思っています。
それは”学ぶ”でもいいし”遊ぶ”でもいいかもしれない。
この思考は”働く・学ぶ・遊ぶ”側、自分たちが暮らしたり働いたりしているときに場所と時間をどう捉えるかということに視点を置いた考え方なのですが、情報発信する側から見たときにも捉えておきたい動きでもあったりします。

例えば情報発信をする際に人の行動を考えるときに、単純にリアル・バーチャールと分けるだけではなく、”働く・学ぶ・遊ぶ”の場所が遍在し時間が細分化された状態として捉えるべきだということです。
情報発信の届く先の構造を多面的に立体的に見てみようという提案でもあります。

昨今何かと話題のD2C(Direct to Consumer)という文脈はまさにこのロジックと同じです。
そして”自分たちの理念とか信念を丁寧に伝え続けること”ということもD2Cでは謳われていることの一つでもあったります。

この1年くらいのコロナの状況をポジティブに考える要素があるとするならば、”「働く場所の遍在化による、働く時間の細分化」についての思考”を身体性を伴って捉えることができたことにあるのではないかと思っています。

それは自分自身が働くという場面での動き方という意味でも、例えば情報発信をする際の受け手の行動原理を理解するという意味でも。

ボクは情報発信についての構造を、これほど立体的に多面的に捉えやすいと感じた社会情勢を経験したことがありません。
自分の普段の”働く・学ぶ・遊ぶ”が、情報発信する際の指針そのものであるわけです。
”働く・学ぶ・遊ぶ場所の遍在化による、働く・学ぶ・遊ぶ時間の細分化の視点の移動についての思考”というわけです。

インターネットやウェブサイトというインフラやツールが情報発信という行動に加わったとき、人はなぜかリアルの情報発信やコミュニティから分断して、その情報発信やコミュニティを平面的に解釈しようとする傾向があると思っています。
情報発信やコミュニティについて考えるとき、本質的なことは”働く・学ぶ・遊ぶ場所の遍在化による、働く・学ぶ・遊ぶ時間の細分化の視点の移動についての思考”にあります。
自分自身がどういうレイヤーで、どういうツールで、情報を受け取っているかを考えられれば、リアル、ウェブサイトを問わず情報発信はうまくいくと思っています。
そしてリアル・オンラインの垣根を越えたコミュニティ形成はうまくいくと思っています。

イベントではここまで整理してうまく言語化してお伝えすることができませんでした。
でもこれがボクの話したかったこと、そしてボクたち株式会社おいかぜに課題をぶつけていただいたり、依頼をいただく方々にお伝えしたいことでもあります。

今日の記事が49回目。

このnoteをはじめたとき、とりあえず50回、50週毎週書こうと決めていました。ボクのなんとなくの勘は当たっていたようで、株式会社おいかぜの上位概念の言語化はゴールに近づいているような気がしています。

”だれかのおいかぜになる”というシンプルでわかりやすくて素敵なステートメントを、ボクたちおいかぜに関わるだけ人だけではなく、できるだけたくさんの人にとってのステートメントになるように、ボクの思考の言語化の旅は続きます。

(noteでの記事はこちらから)