ボクがみんなの話を聞き書くことで”会社の人格を育てていく”おはなし

2021.02.10.柴田

毎週月曜日にnoteの記事をアップするようになって、今回で47週目になりました。

とりあえず50回続けてみようって思って始めてみて、そろそろゴールが見えてきたように思います。
あと3回、つまりあと3週間後に目標達成ではあるのですが、このまま”はい!おわり!”ってわけにもいかない気がしていて、40回目を過ぎたあたりから次の50回のことを考えはじめていました。
そして先週くらいに決めました。

次の50回はボクがスタッフに取材をして、その内容を自分で文章にしてみようと思っています。

このnoteでスタッフひとりひとりのことをボクの目線で文章に書いてみたいなってのはずっと前から思っていたのですが、普通に書くだけじゃおもしろくないなぁって今まで実現していませんでした。
でもつい先日に良いアイデアを思いついたというわけで”ボクがライターになってスタッフひとりひとりに取材しよう!”って。

ボクは最近20周年以降(20周年まであと2年くらいあるんですが…)の次の20年のことを想像しながら考えたり行動したりしています。

創業からいままで、ボクの人格と会社の人格のそれぞれの円は大きく重なり合っていました。
でもここ数年、その重なりの大きさにすっきりとしない気持ちを抱え始めていて、ボクは日々会社の人格を捉えようと俯瞰し続けています。
その一つがこのnoteの記事で、ボクの人格と会社の人格の分離のプロセスでもあったりします。
仕事のこと、人のこと、お金のこと、場所のこと。
あらゆることがボクの延長線上に、つまりは身体の一部のように感じたことが、少し違った身体性を帯びてきているような気がしています。
ボクにはそれが悪いことのようには思えないのです。

何かの縁でおいかぜという会社に関わってくれた人たちにとって、ボクという人格ではなく、株式会社おいかぜという人格との関係性で、その人たちの”くらしやはたらき”の一部を成していく。
ボクが目指す”社会資本的な存在”としての会社に近づいているような気がしています。

次の20年を終えたとき、つまりは40周年を迎えたとき、いまいるスタッフのどれだけの人が一緒に働いてくれているのかわからないし、そもそも会社のかたちがどうなっているかということもわからない。
過去を振り返ってみたとき、ボクにとっては不本意な、おいかぜに不満やわだかまりを持ったまま辞めていった人たちもいます。
その人たちのことを思い出したとき、すごく苦々しく切ない気持ちになることもある。
そういう意味で、もしかしたらボクがつくろうとしているアーカイブはあとで読み返したとき後悔するようなものになるのかもしれない。

それでもボクがスタッフひとりひとりに取材して記事として残したいって思ったのは、次の20年でボクが目指す次のおいかぜのかたちになっていたならば、それは後悔にはならなくって”プロセス”として受け入れられるんじゃないだろうかと思ったから。
そういう意味で、その”プロセス”に全力投球を続ける必要があるからと思ったからなんです。

スナップショット的にそのときそのときの会社の輪郭をボクの目線とスタッフの言葉でアーカイブしていくことから、ボクが見えていなかった”おいかぜの人格”が見えたらおもしろいだろうなって。

社内のディレクターにお願いして、ライターとカメラマンをアサインして、記事を書く方法もあるんだけれど、まずはボクが自分自身で取材して書いてみたいって思ってしまった。
なんとまあ効率の悪いことだろうとも思うわけですが。

この企画、ボクはスタッフに取材をするとき、そのスタッフと3度向き合うことになる。まずは取材前。
どんな質問をしようか、なにを話そうかなってとき。
次に取材のそのとき。
用意した質問なんて意味が無いくらい話が膨らむかもしれないし、ぜんぜん話が弾まないかもしれない。
そして最後に書くときに向き合う。

スタッフとこういう向き合い方をすることってなかなかないわけで、そういう意味で誰かにお願いするんじゃなくって、ボクが取材して書こうって思ったことはやっぱり良いアイデアだなぁと思っています。

ちなみにボクは取材なんてしたことないんです(笑)

ちょっとどうなるかわからない新人ライターです。
でもどんなライターよりもボクがいちばんのことを知っている。
そしていちばんスタッフが何を考えているか知りたいって思っている。

みんな日々忙しく働いてくれているから、もしかしたら取材拒否をされるかもしれない。
取材の録音がうまくいっていなくて、頭が真っ白になるかもしれない。
まあやってみないとわからない、やりながら考えようっていうテンションです。

そうだ。

まずはみんなに取材のアポイントメントを取らなきゃだ。

どんな記事になるかわからないけれど、いつも通り一記事一記事、ボクの言葉で丁寧に書いていこうと思っています。

いまからみんなと話すのが楽しみです。

(noteでの記事はこちらから)