前に進めなくなったり立ち止まったとき“確実に前に進むことをやる“というおはなし

2020.08.17.柴田


毎年8月は弊社おいかぜの決算月です。

暑い夏を迎えると、会社の1年が終わるなぁという気持ちになります。
ボクにとってこの1年、第17期はいろいろ変化の年でした。
東京と京都を行ったり来たりする生活が突然終わったり、ウィルス騒ぎがあったり、雨ばかりの梅雨だったり、とんでもない暑い夏だったり、会社のことだけでなく世の中のいろんな出来事に巻き込まれながら過ごしたように思います。

ウィルスがこれからどうなっていくのか、景気はどれくらい悪くなるのか、不安なことばかりが耳に入ってきますが、幸いなことにおいかぜは無事に来月18期目を迎えることができそうです。
この状況下で、ボクたちの課題解決能力・デザインの力・エンジニアリングの力を求めていただけていることは、まったくもって感謝しかありません。ありがとうございます。

とはいえ、会社の経営をしていると色々な悩みが出てきます。
経営者同士で話をしていると、外からどんなに素敵に見えている会社でも、なにかしらの課題や悩みがあるものです。
そして経営って大きな流れや長いスパンでの視点も必要だったりするので、

「あれ?いま全く前に進めてないんじゃないかな?」
って感じることがよくあります。
大きな流れや長いスパンでの日々の積み重ねをしていると、本当に途方もない気持ちになったり、後ろ向きな気持ちになったりします。

そんなとき、どういうふうに対処していけばよいのでしょうか?
具体的な対処法は課題次第ですが、やるべきことはやれているのにそういう気持ちになったときにどうするか、きっといろんな方法がありますよね。

そんなとき、ボクの場合”確実に前に進むこと”をするようにしています。
悩んでいることとはぜんぜん別のことなんだけど、その”確実に前に進むこと”をすれば、その悩み自体も前に進んでいるような気持ちになって、いつの間にか前が開けてきたりするのです。

これから紹介する”確実に前に進むこと”は、あくまでボクにとっての手段なので、どうぞご参考までにというところなのですが、みなさんの何かに役立てばいいなぁと思っています。


1、ボクの”確実に前に進むこと”その1 : 歩くこと

何と言っても歩くことの良いところは、思い立ったらすぐできることです。
そして、歩くという行為自体が前に進むことであるということです。

ボクは悩んだら歩きます。
ひたすら歩きます。”いまボクは前に進んでいるぞ!”って身体から精神に染み込ませていくような行為です。

歩くという行為自体に科学的な何かがあるというようなことは全く知らないのですが、とにかく前に進んでいないとか、気持ちが塞いで何も手につかないってときには歩きます。

ボクの歩くことは”前に進んでいる錯覚を起こすため”にやっているのですが、それ以外にも歩いていると副次的に思考を深めたり、絡まった思考をときほぐす作用もあります。

ボクにとっては歩くことは移動手段以上の意味を持っています。


2、ボクの”確実に前に進むこと”その2 : 家事をすること

うちは子どもが4人います。
4人とも大きくなったのでずいぶん楽になったなぁと感じるのですが、それでも大変です。たぶん。

冷静にタスクを書き出すと恐ろしいことになると思いますが、ボクは家の中でもみんなと微妙に時間帯をずらしたりしながら違う動きをすることで時間をつくり、その膨大なタスクをこなしていく、そんな感じです。

家事の捉え方っていろいろあると思いますが、ボクは家事がとても面白いと思っています。
日次、週次、月次、年次のループがあって、そこに夏休みとかいろいろなイレギュラーがカットインしてくる感じです。
まあ夏休みですら年次のループの中に入っているわけですが。

家事の面白さについてはまた別の機会にじっくりと書かせていただこうと思いますが、”確実に前に進むこと”の視点で家事を捉えるとき、それはボクにとっては日次の家事のことになります。

日次の家事には確実なゴールがあります。
もっと言うと自分でゴールを決めることができます。
少なくともボクはそのゴールを設定していて、そのゴールに対してひたすらこなしていくようにするとだんだん楽しくなっていきます。
おそらく世の中のスーパー主婦・主夫の方々がボクの家事を見たら「甘いよ!」って言われるかもしれないけれど、家事の良いところは自分の生活を支えるためのゴール設定を自分でできるところなのです。

家事はボクが以前書いた記事、習慣やルーティーンの話とも深く関係するし、”確実に前に進むこと”を得る手段にもなります。


お皿は洗い続ければ終わります。掃除もゴミや埃がなくなれば終わります。
洗濯も洗い続ければ畳み続ければ、部屋の片付けもいつか終わります。
全ての家事は、向き合ってやり続ければ必ず終わるのです。

終わりの見えない悩みにぶち当たったとき、終わりのある家事をやることの健全さたるや。
そして家事も歩くことと同じく、夢中でやっているときでも思考を深めたり思考をときほぐしてくれたる作用があります。


3、“確実に前に進むこと”をやる本当の意味

ボクの場合は経営での悩みが多いんだけれど、結局のところ経営だろうと何だろうと、悩みのない人生は無いわけで、前に進めなくなったり立ち止まってしまうことなんて、今までもこれからも山ほどあるわけです。

その”前に進めなくなったり立ち止まってしまうこと”も、実は”前へ進んでいることの一部“なんですよね。
俯瞰して見たとき、たぶんその”前に進めなくなったり立ち止まってしまうこと”あっての前進なわけです。
でも、何もできないときやそのことに向き合えないとき、人は自己嫌悪に陥ったりしてしまう。
どんなに“前へ進んでいることの一部”って言われたり、頭で理解していたとしても、悩みの只中にいるときに「ああ。前に進んでいる一部だなぁ。」なんて思えるポジティブな人はなかなかいないと思います。
もちろんボクもそのうちの一人。

たとえそう考えられなかったとしても、別の方法(ボクの場合は歩くことや家事をすること)で自分自身に“お前は前に進んでいるぞって言い聞かせる“、そんな方法があれば例え挫けそうになったとしても、自分が自分の”おいかぜ”になれる。

そういう方法を持っていれば、経営も人生も、くねくねしたり行ったり来たりしながらでも、生きていけるし前に進んでいけるんだと思います。

みなさんもそういう自分の”おいかぜ”になる、”確実に前に進むこと”を是非手に入れてみてください。


(noteでの記事はこちらから)