おいかぜ書道教室〜第2回:行書〜レポート

2018.08.28.クラ

DSC_3255 こんにちは◎クラです。
8/22(水)に開催したおいかぜ書道教室〜第2回:行書〜の様子をご報告させていただきます。

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教室が始まると、まずは墨を磨り、気持ちを落ち着かせます。
良い感じの黒さで書けるようになる頃には、日常から離れた”書”の時間へ。

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今回、ゆっきー先生が用意してくれた行書のお手本がこちら。

「おお〜!ゆっきーさん!今日は『クロコ』ですね!」
とお手本を見た私は、そう言ってしまいました。

しかし、おいかぜ書道教室のお手本は、「普段読めない漢字2文字」をテーマに選ばれているのです。

なので、もちろん『クロコ』ではありません。
こちらは、「黒子」と書いて、『ほくろ』と読みます。

 

「『ほくろ』はもともと、母糞(ははくそ)と呼んだそう。

糞は、所謂、はなくそとか、みみくそとか、の糞(くそ)。

お母さんのお腹の中にいた時にひっついた(くそ)だから「ははくそ」になったそうな、、、。

それから読み方の変化で

ははくそ

はーくそ

はーくろ

ほーくろ

ほくろ

…となったらしいです!

それと、『ほくろ』はそもそも医学用語で黒子(こくし)と呼ぶそうで、漢字はそのままそこから使ったようだね。」

「うわぁ、、、し、知らなかった〜!」

 

と場が盛り上がります。

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「正座して書いても良いですか?」
「いや、今回は立って書いてみましょうか。その方が力強く書けるかも!」

と立ちスタイルで進んでいく今回の書道教室。
行書の流れるような書き方を意識しながら、のびのびと書いてもらいます。

「2回目ともなると、2人の隠しきれない個性(笑)がどんどん出てきて、
それぞれのペースとリズムもはっきりしてきましたね。」

と、ゆっきー先生はおっしゃいます。

おいかぜ書道教室の時間、ゆっきー先生は、とにかく褒め倒します。
oikazeCUBEは、笑いの絶えない朗らかな空間に早変わり。
けれども、書く時は皆、集中モードで真剣。
オンとオフの切り替えがとても大事だな、シャッターを切りながら思います。

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「ゆっきー先生は作品を書く時は何か考えていますか?」

「いえいえ!書く時は、とにかく心を無にしていますよ。書く前に1日中、墨を磨って、頭を空っぽにする日もあるんです!」

「ぇ、墨って、そんなに大量に磨るもんなんですか?!」

という会話の流れで墨磨り機の動画を皆で見てみることに。
墨磨り機は、大量に墨を使用したい時や体が不自由で長時間墨磨りが無理な方におすすめの道具なんです。

「こんな道具があるなんて、書道の世界も奥深い…!」

と思わず手を止めて、感心しながら見入ってしまいます。

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小噺も挟みながら、今回の作品が完成した模様。
今回もたくさん書きましたね。出来栄えはどうでしょうか。

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今回のビフォー(右)・アフター(左)は、この2枚。
お2人とも流れるような文字でとても素晴らしいです!

「お清書は全体的にまとまったものをアフターにしましたが、
そこに行き着く過程の、2人の個性は両極でとても面白く、ほんとに素晴らしかったです!」

と、ゆっきー先生。

純粋に書くことにエネルギーを集中して生み出された書たちに感動しっぱなし。
次回もとても楽しみです!

 

次回は、9/19(水)に「草書」をテーマに開催します。
おいかぜ書道教室は、連続した内容となっていますがスポットでの参加も可能です。
ご興味がある方は、こちらから内容を確認の上、お問い合わせください。